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2008.05.31(土)

人違い

ちょっと急いでいる時のことじゃった。

知り合いと思しきを見つけたので、後ろから「ヨーッ」と背中を叩きながらのご挨拶。

ところが、顔を見た途端、とんでもない勘違い。

人違いだったというわけ。

「しまった」

と思いつつ、咄嗟に口走った言葉が

「急いでるんで、またナッ!」

間違えられた人にとってみれば、

「はてな、誰だったっけ?」

悪いなぁ~と思いながらも、そのまま走り去って。

でも、我ながら笑いが止まりませんな。

見ず知らずの御仁には、御免なすって。 




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2008.05.30(金)

大は小を兼ねない?

あるお武家様のこと。

お勤め先の上役にたいそう腹の立つことがあったとか。

宅に帰ってそのことを女房に話した。

その最後に

「まったく、ケツの穴が小さい」

と愚痴ったところ、黙って聞いていた女房殿曰く

「デカけりゃいいのかい?!」

確かにご尤も!




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2008.05.29(木)

すきま風

年頃のお春が越後屋の若旦那んとこに届け物をしたときのこと。

戸口が開いていて、そこから風がビュービューと吹き込んできたそうな。

お春は寒くて堪らなかったので、若旦那に

「ちょっとだけ閉めてっ」

と頼んだとか。

するってぇと何を勘違いしたか若旦那、

「藪から棒に、照れるじゃないか」

と言いながら、ちょっとだけ抱きしめてくれた。

その先の話は馬鹿馬鹿しくって聞いてられねぇよ。



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2008.05.28(水)

黄泉がえり

秋の彼岸、6歳になる娘と爺さんの墓参りに行ったときのことだ。

一生懸命お参りしている娘をみて

「えらいなー、なんてお参りしてたんだい?」

そう尋ねたら、

「生き返りますよーに」

娘の気持ちは分かるが、そりゃ大変なことになるぞ。




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2008.05.27(火)

転職

ある朝のこと、番所へ行ったら門番が

「へい、いらっしゃい」

と、やけに威勢がいい。

番所には何度も行ったが

「いらっしゃい」

と言われるたのは初めてのことだ。

するってぇーと、この門番、前は客商売だったかな?




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2008.05.26(月)

習わぬ経

おとら婆さん家では、毎日欠かさず仏様にお参りしていたそうな。

先日のこと、甥っ子が婆さんまねをしてお参りしていた。

するってーと、婆さんは

「この子は感心だこと、お経もそれなりに聞こえるよ」

「ヘーっ、そりゃたいしたもんだ」

と、傍で耳を立てて聞いてみた。

かすかに、でも、確かに

「お金が落ちていますように」

と聞こえてきた。




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2008.05.25(日)

弔辞

「五兵衛の爺さんは、いつも「あわあわ」としていて、長屋のことや近所のこと、たくさんの仕事を前にして、愚痴の一つこぼすことなく「あわあわ」と仕事をこなされました」

式場になぜか笑いが広がった。

後で連れの友だちが駆け寄ってきて

「さっきの『あわあわ』ってぇのは、字で書くってぇと『淡々(たんたん)』のこと?」

おっと、この歳になるまで30年以上も間、「あわあわ」と読んできていた。

死んだ五兵衛の爺さんに感謝しつつ、改めて合掌。




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2008.05.24(土)

ついでのクシャミ

熊さんとこの爺さんだが、葬式に行ってオナラがしたくなった。
ばれないようにクシャミでごまかそうと思った。

考えは正しいが、タイミングがまずかった。

「ハクショーン」

と周囲の注目を集めておいて、その直後に

「ブー」

としてしまった。

みんなの肩がヒクヒクしていたことは言うまでもない。





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2008.05.23(金)

探し物

おばあさんが2人、川で水遊びをしながら話しています。

1人のおばあさんは、もう1人のおばあさんの耳に何やら入っているのを見つけて言いました。

「あらまあ。耳に入ってるの、座薬ですよねぇ」

「えっ! 座薬が?」

言われたおばあさんは、それを耳から取り出して、しげしげと見つめていました。

すると、にこにこしながら、こう言いました。

「ありがとうや! 耳栓をどこにやったか、これで思い出せたんよ」




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2008.05.22(木)

病の話題

(※ご注意 : 尾篭な小話です。お食事前に読むのは遠慮された方がよろしいかもしれません。 惣兵衛)


朝の養生所でのこと。

病を抱えたお年寄りが目立ちます。

そこに顔なじみの3人衆、トメさん、おきよさん、甚六さん。

各人の病の悩みを話し合っている様子。

90歳のトメさん。
「毎朝、起きるんだがね。小用がなかなか足せなくて、いつも半時かけてようやくなんですよ」

91歳のおきよさん。
「わたしゃ、もっとひどい。毎朝、起きるんですがね。大きい用を足すのに、厠に一時もこもっているんですよ。そりゃ辛くてねえ」

95歳の甚六さん。
「わたしゃねえ。毎日きまって、朝になるってえと馬みたいに小便して、牛みたいにウンコが出ますよ」

「なんと羨ましいこと。何にも問題ないじゃないですかねぇ」

しかし、表情が冴えない甚六さん。

「問題は…ですなぁ。そんときに目が覚めてないってぇことかねぇ」

「…」

「…」




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2008.05.21(水)

上手の女房

ある御武家様のことじゃ。

居宅に帰った夫は女房に言った。

「ご隠居のお供で半月ほど、狩りに出掛ける。ついては、衣や狩の道具、それからわしの気に入りの寝間着を荷造りしておいてくれ」

準備が整うと、夫は荷物を持って出掛けていった。

半月後、居宅に戻った夫は烈火の如く怒った。

「気に入りの寝間着が見当たらなかったぞ」

「さてさて、それは可笑しな話でございますね。狩の道具の中に入れておきましたのですが、旦那様は狩は為さらなかったのですか」

御武家様が何と答えられたのか知らないが、女房殿はさぞかし切れ者じゃと評判じゃわ。




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2008.05.20(火)

頭の薬

魚屋の太助は、機知に富んで頭がいいと評判だ。

あるとき客のひとりが尋ねた。

「太助さん、お前さん、どうしてそんなに頭がいいんだい?」

「うーん、秘密にしておきてぇとこなんだけど、お得意さんじゃあしょうがねえ。特別にお教えしやしょう。実は…、魚の頭ってぇこと。これをたんと食べると、見る見るうちに頭が良くなるってぇ算段よ」

「ほぉ、魚の頭ですか。ところで、ここで売ってますかい? だったら、おいくら?」

「ありがてぇ、1個4文でどうだい」

その客は3個買って帰った。

その1週間後、その客がたいそう不満げな顔して、太助の店先までやって来た。

「魚の頭なんて、全然美味くなかった。私の頭の出来も前と何にも変わりゃあしません!」

「うーむ。それは量が足りないのかもしれませんぜ」

太助の言葉に、客は今度とばかりに魚の頭を20個買って帰ったそうだ。

そして、また1週間後のこと、その客は前にも増してプリプリと怒りながら店にやって来た。

「ちょっと太助! 魚の頭を1個4文で売り付けられたんだが、よくよく考えたら魚まるごと1匹4文で買えるんじゃないか! 私をだましたんだな」

するってーと、太助はにやっと笑って言った。

「ほーら、効き目があったってぇこと。たったの2週間で頭がよくなったじゃねぇかい」




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2008.05.19(月)

30年の釣果

ある川で男が2人、釣りをしているところに、ちょうどのこと弔いの列が通り過ぎた。

男のうちの1人は着けていた笠を脱いで、掌を合わせ、目を伏せて、その葬列を見送ったそうだ。

それを見たもう1人の男が言った。

「お前様、素晴らしい仕草でござるな」

すると、もう1人の男がしみじみと言った。

「そうだなあ。私ら30年の永きに連れ添ったからなぁ」

そして、再び釣り糸を垂れたそうだ。




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2008.05.18(日)

休暇願い

ある御武家のこと。

ある朝のこと、仕官する先に出向くなり、

「昨日のこと、それがしの家内の旦那が急に亡くなった故、本日は休みを頂きとうござる」

なにやら、複雑な事情がありそうだ。




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2008.05.17(土)

延期の理由

藤吉んとこの親爺さんが医者にかかっていたところ、その養生所に泊まって治すってぇことになった。

いつからって、予め約束をして手前ん家で待ってたら、思いもよらぬ早さで養生所から遣いが来た。

「明日から養生所に入って下さい」

突然のことで、心の準備が出来ていなかった親父さんは、思わずこう言ってしまった。

「今、ちょっと体の具合が悪いんでぇ。少し先に延ばしてもらいてぇ」

養生所の遣いは

「ハイ、畏まりました。では、そう、お伝えします」

そう言って、帰っていったそうだ。




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2008.05.16(金)

お話してごらん!

長屋でのこと、突然、熊ん家の小僧が

「お腹がいたい!」

と、言い出した。

仕方なく、女房が医者に診てもらった。

「さて、何処が痛むのかな?」

と聞いているのに、

「う~ん、痛ーい。痛いよー」

と泣き叫ぶばかり。

医者も困ってる様子を見かねた母親がこう言った。

「痛がってばかりいないで、ちゃーんとお話してごらん!」

するってーと小僧は、こう話し始めた。

「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが…」




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2008.05.15(木)

違う間違い

ある暑い日のことだったそうだ。

あんまりにもボーっとしてしまって、女房の話を聞いていなかった八兵衛。

女房が、

「ねぇ、お前さんたら、ちゃんと聞いてんの?」

と怒鳴ったそうだ。

八兵衛はハッと我に返って

「違う事を考えてた」

と言う意味のことを答えるつもりのところ、

「おっと、ごめんよ。違う”人”の事を考えてた」

と言ってしまった。

さぁ、それからというもの、女房は口を利いてくれなくなったそうだ。




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2008.05.14(水)

おかわり自由

飯屋での出来事じゃ。

壁に大きく

「ご飯、おかわり自由」

と、張り紙があったので、

八兵衛の野郎ったら、ご飯を三杯もおかわりしたそうだ。

さて、勘定する段になったら、しっかり三杯分が足されている。

「おっと、勘定違いじゃあねぇかい」

八兵衛が文句を言うと、

「自由だが”只”とは書いてない」

とな。

八兵衛、一杯どころか、三杯喰わされた?




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2008.05.13(火)

借りていた金

御店の旦那が2人、ある茶店にいたところ、そこに強盗が押し入った。

「金を出せ!客のお前らも、財布から有り金を全部出せ!」

「残さずに出さないと、ブッ殺すゾッ!」

それを聞くなり、一方の旦那は、もう一方の旦那の懐になにやら押し込んだ。

「なんだね? いきなり」

「以前に借りてた十両だよ」




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2008.05.12(月)

代表作

寺子屋でのこと、

「井原西鶴の代表的な作を三つ挙げてみよ…」

先生が、そう問われたそうだ。

すると、即座に答えが返ってきた。

「井原西鶴全集 上巻・中巻・下巻」

とな。


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2008.05.11(日)

両替

留んとこの小僧が拾った財布を見せて言ったそうだ。

「おばちゃん。このお財布、おばちゃんのでしょ」

「あらあら! そうそう。ありがとうや、坊や」

道往くご婦人は財布の中身を確かめまたとさ。

「でも、あら変だわ。確か小判が一枚、一両あったはずなのに、三分と十六朱…」

するってーと、そらきたとばかりに、

「だってこの前拾ってあげた人は、ご褒美の小銭持ってなかったんだぃ!」


※江戸時代の金貨は、一両が四分、一分は十六朱だったそうです。




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2008.05.10(土)

丁寧な反抗

あるお武家に四歳になったばかりの息子がおってな。

反抗期というやつで

「やだやだ」

ばかり言っておった。

あまりのひどさに、見かねた母親が、

「そんなのは、返事ではありませぬ!」

と言って、きつく叱ったところ、

その息子は、真面目な顔をして、こう返事をした。

「やだにてございます」



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2008.05.09(金)

話をするという珍しい時計の話

とある武家屋敷でのことじゃ。

話をする時計があるとかで、評判になったそうな。

「何だ? これが時計か」

屋敷の座敷に入った者たちは、それは大きな太鼓を見つけて尋ねた。

「話す時計とはこれのこと。声で時を告げまする」

「ほお。これは珍しや。初めて見ます」

「では、早速に試してみるとするか。よく聞いていなされ」

案内した屋敷の者は、バチでもって何回か太鼓を叩いたそうだ。

すると、確かに壁の向こうから、聞き慣れた屋敷の主の声が聞こるではないか。

「お~い、いい加減にしないか! 丑(うし)三つ時なるぞ」



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2008.05.08(木)

本当の理由

ある大店でのことじゃ。

店の主や大番頭を前にして、新入りの奉公人らが初顔合わせ。

「家業は何か」

大番頭さんが、奉公人のうちの一人に問うたところ、緊張のあまりこう答えたそうじゃ。

「かきくけこ!」

店の者一堂が皆、顔を見合わせたが、何事も無く終わったとかでな。

ただ、その奉公人じゃが、「カ行」が尋ねられた本当の理由について、今でも理解できずにいるそうじゃ。




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2008.05.07(水)

子犬の歳

うちの長屋の先にはな、

もう、5年以上も前の貼り紙があってな、

そこにはな、

「子犬を差し上げます」

ってー意味のことが書いてあってな、

いかんせん、もう子犬ってこたぁ、ねぇと思うんだが…な、

八兵衛や、さて、お前さんなら、どう思うかい?



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2008.05.06(火)

呑兵衛の仕事

米吉が、なにやら興奮しておる。

「熊の野郎ったらよう、からっきし酒の呑めねぇオイラに向かって、こう言やぁがった」

「米よう、酒も呑めねぇでいて、そんなんでいい仕事ができるってか」

「くやしいじゃねぇか。おいら、すぐさま言い返してやったぁ」

「おい、熊! てめえなぁ、そんなにたんと呑んでもよう、仕事の出来ってぇのは、そんな程度かい?」



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2008.05.05(月)

いかにも

寺子屋でのことじゃった。

先生が

「いかにも」を使って短い文を作ってみなさい…

そう言って、みんなに考えさせたそうな。

するってーとぉ、八兵衛んとこの小僧が勢いよく手を挙げて、こう答えた。

「いかにもたこにも足がある」

先生が

「ご名答ッ!」

って言ったか、どうかまでは、わたしゃ知らんがね。

うーむ。間違いじゃあ…ないな。



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2008.05.04(日)

にぎり飯ふたつ

二人の男が酒場に入って来るなり、酒を注文したそうな。

徳利に入った酒が運ばれてくると、二人はおもむろにそれぞれの風呂敷包みから、にぎり飯を取り出して、それは美味そうに頬張り始めたと。

「ちょいとお客さんったら! イヤですよっ」

女将さんはさらに続けた。

「自分で持って来たおにぎり…、ここでは食べないでおくんなさいまし」

すると顔を見合わせた二人。

ちょっと考えた後に、お互いのにぎり飯を交換して、黙って食べ続けたと。



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2008.05.03(土)

遠来の客

ある御店で大売出しをしたときのことじゃ。

たいした人気で、目玉の品が早々に売り切れてしまったそうな。

すると、買いそびれた中に、御武家の女房と思しき、供を連れた中年の客がいて、こう言ったとか。

「わざわざ遠方より参ったのじゃぞ」

それはそれは、たいそうな物言いだったそうな。

若い奉公人が束になって応じるも堪らず、最後は大番頭が出てきて、申し訳ないと何度も謝った。

すると、やっとのこと、その客は帰っていった。

奉公人が皆、ホッと胸を撫で下ろしていると、大番頭が言った。

「ふだん見かけぬ顔にして、わざわざ遠方から来られるようでは、日頃の客ではあるまいに。毛頭、気にするでない」

さすがに大番頭、ご尤もな話だ。



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2008.05.02(金)

めでたきこと

「こりゃ、めでてぇーや。みんなの野郎、驚くんじゃあねぇぜ」

「やぁ、富くじが当たったこたぁ、いきなり知らせてやって、長屋の野郎どもをみんなビックリさせてやろうじゃねぇか!」

「そりゃ、おもしれぇ。いい考ぇーだっ」

大工の留さんと左官の六さんの二人は、喜び勇んで長屋に戻ったそうだ。

すると、いきなり長屋のみんなが拍手で出迎えるや、

「留めさん! おめでとう」

「留、お前ぇー、やったじゃねぇか!」

長屋の長老じきじきに留さんに握手を求めるなどして、そりゃ大した騒ぎ。

「おめでとう、留さん」

「いやぁ、俺じゃねぇんですぜ。全部はこの六の野郎に任せたんでぇ。俺ゃあ、傍でただ眺めていただけなんでぇ、なんにもやっちゃねぇ」

留さんが鼻の頭を擦りながら、照れくさそうにそう言うと、みんながみんな固まった。

さすがの長老も少し引きつりながら、半分だけ差し出した掌を留さんから六さんの方に向け直して、こう言った。

「六よぉ、おめでとうよッ。留んとこの女房になっ、赤ん坊が生まれたんだそうだ…」



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